第101回 自分で工夫する楽しい挑戦

こんにちは、楳林です。週末の夕暮れ、研修を終えて建物の外に出た途端、きんもくせいの甘い香りがかすかに匂ってきました。あっという間に秋が深まっていきますね。

ところで前回、私はラブ・キャリアについて書きましたが、読者の方から厳しい指摘がありましたので、それを最初にご報告します。「物を運ぶ人、搬送するもの、メッセンジャー等のキャリアはCarrierで、職業や経歴のキャリアはcareer,ラテン語の車道という意味です。つまり、文字通り、歩んできた道、あるいはこれから未来に続く道という意味と理解しています。・・・・・米国で日本人の就職相談を受けることが多いのですが、履歴書に上記の単語を書き間違えておられる方が多いと思ったので、お知らせします」(Sさん)。

私の「ラブ・キャリア」は明らかにCarrierで混同していました。まことに申し訳ありません(汗)。普段、career、職業を通しての生涯の体験という風に理解しているつもりでしたが、「ラブ・キャリア」と言われた体験が意識の奥に潜んでいたんですね。みなさんも私のようにキャリアを混同しないでください!

さて先週のエクササイズは「この1年、1つ上げるとするとあなたはどんなテーマに取り組みたいですか?」でしたね。何通か紹介いたします。

「私のテーマは『行動して感じること、そして次に繋がること』です」(Kさん、35歳)。

Kさんは「2ヶ月前、IT会社を希望退職して、さぁ!新しい未来だ!とは思ったものの、さて、私はどんな未来に向かっていけばいいのか???考えても、自分のやりたいことが心からうずいてこないのです。足を踏み出したいよ~とウズウズしているのに、心の中は真っ白でどこに踏み出したらいいかわからない」状態だったそうです。

「ただ、ITベンチャーに務める前は野生のイルカが好きで、国内外の海へ出かけていましたが、その後、忙しすぎて、好きなイルカも遠い存在になり、仕事以外で感じて喜ぶことを忘れてしまっていた」ことから、「今まで中途半端に終わっていた仕事や興味のあることをもう一度洗い直して、行動に起こして、その時の自分の気持ちを感じて、繋げていくことをしたい」そうです。

先ず最初にどんな行動を起こしますか?イルカを見に行きますか?私もイルカは大好きです。

「社会福祉の世界に入って14年、主任として働いていますが、病気をして今年8月から来年3月まで休職中です。仕事をしていた時は、「主任らしく働き、勉強しなくては」と、いろんな国家資格も取ってきましたが、今、休職してみて、今までの自分を振り返ることが出来ました」というのはNさん。

その中で「私が職場をまとめないと、とか自分が居ないと回らないと思っていましたが、職場は私がいなくてもしっかり回っていて、錯覚に陥っていた自分が恥ずかしくなると共に、そんな自分に付いて来てくれた若い職員に感謝できました」というNさん。この1年間のテーマは「謙虚と感謝」だそうです。

「半年後に入社が迫っており、まさにこれからキャリア形成を始めるといった感じです。このことを考えると、これから社会人生活を歩んでいく上での基礎を築き上げる1年になると思うので、『自分に妥協せず、物事に取り組む姿勢を持つこと』をテーマにしていきたいと思っています」(Yさん、大学4年)。

先ず最初に自分に妥協しないで取り組みたいことは具体的に何ですか?

最後は私と同じテーマですね。「ラブ&キャリアを融合させることです。今年、8年半、夫婦で続けてきた飲食店を閉店、それと同時に主人と別居することになりました。今はある会社で財務事務兼秘書として働いていますが、先日久しぶりに主人と会い、やっぱり主人の料理に賭ける情熱が好きだし、もう一度一緒に小さなお店を持てたらと思います」(Mさん、42歳)。

今の仕事はそのための準備かもしれませんね。今度はどんなお店を持ちたいですか?

みなさん、この1年のテーマや目標についてのイメージをもっと豊かにしてみてはどうでしょう。それが実現したときどんな感じがしますか?そして今から何をしたいと思いますか?

ということで今週のエクササイズです

●「自分のこの1年のテーマを実現する上での課題を克服するために、あなたが楽しいと思える挑戦を3つ考えてみてください」