第104回 あなたの本当の夢は何ですか?

こんにちは、楳林です。朝晩、めっきり寒くなりましたね。風邪を引かないように注意してください。先週のエクササイズは「もうこの年では無理、と思っているキャリアに関連したチャレンジの1つを選ぶとしたら、何ですか」でしたね。まず1通紹介します。

「キャリアではないですが、日本を含め世界中を1人で旅してみたいです。30代後半ならまだ出来るじゃないかと言われそうですが、やはり行動力が20代の時より落ちているのがわかります。雑誌や新聞などで若者が大陸横断や世界1週などを達成した記事を見るたびに、無茶が出来る若いときに行動しておけばよかったと思います」(Sさん、システム・エンジニア、36歳)。

本当に挑戦してみたいですか?20代の時からやってみたいと思っていましたか?それともとしだから出来ないということを克服するためにやりたいのかな。Sさんにとって今でも無茶な冒険が出来るとしたら何をしてみたいですか?Sさんのメールを読みながら、そんな事を思いました。

もう1通紹介します。「素敵になることです。一見キャリアとは無関係のように見えますが、私にとってはキャリアはもちろんのこと、生き方にも通じるような大事なことなんです。今回の題名の『年齢の罠』というのを見た時、私も『もう30台・・・』という罠にはまっていたことに気づきました。ではこれを超えるためのチャレンジは?と思った途端出てきたのが『素敵になるとき』だったんです」(Mさん、36歳)。

「私にとって『素敵になること』とは、内面は勿論のこと見た目もステキな人だーと思われる自分になりたいのです。子供(生徒)からも『ステキな先生だなー、あんな風になりたいなー』と思える先生になりたいのです。私も幼稚園の頃、きれいな先生や髪の長いアイドルに憧れていたことを思い出しました。諦めてしまうところでした。素敵でいるということは、私にとってとても大切なテーマなのです」。

自分が本当に大切にしたかったことを思い出すということ、そのことから逃げないということが何より重要なことですよね。その上で、Sさんにとって今、素敵な人ってどんなイメージですか?そのイメージをじっくり味わってください。素敵なS さんは今のSさんに何て言っているか、聴いてみてはどうでしょうか。

ところで今回のみなさんの回答を眺めながら、「今週はどんなテーマで書こうかな」と仕事の合い間に喫茶店で考えていたのですが、なかなかアイデアが出てこなかったんです。また夜でも考えようと思っていた矢先、隣の席で話し込んでいた3人の中年のサラリーマンが一足早く席から立ち上がりながら、その中の1人が言った言葉が耳に入ってきたのです。


「今、夢は持っているの?」

「ハーッ、それなんだよ!」。思わず私は呟いてしまいました。


Sさんの無茶なチャレンジやMさんの「素敵になること」って要するに自分の夢を思い出し、もう一度チャレンジすることなんだよね。で、さっそく自問自答しました。「じゃ私の夢は何だろう?」「本当の夢は何だろう?」「一体私という存在の一生を賭けた夢は何なんだろう?」。

「ムムーっ、出てこない」。一応は言えるのですが、でも、何だか今までのレベルでは答えられない気がしたのです。

仕事場に戻って、つい同僚に聞いてみました。「あなたはどんな夢を持っているの?」。

第一声「しぼんじゃった」。第二声は照れながら「億万長者になること」。なかなか素直に言えるもんじゃないのはわかっているんですが・・・。

翌日のキャリアデザイン研修でも「私の夢」という欄が気になってしまいます。さらさらって書く人、ジーッと考え込んで全然、筆の動かない人。

「そうだよね!これさえハッキリしたら、もうハートに点火したも同然なんだよね!」ということで今週のエクササイズはこれです。

●「あなたの本当の夢は何ですか?」