第34回 好きなことを仕事にするための条件
こんにちは、楳林です。日本サッカーの活躍に私も興奮しています!ところで先週のエクササイズは「今、あなたが大切にしていること、わくわくすることをこの半年どのように実現、実行していきますか」でしたね。今回も先ず1通紹介させていただきます。
「私が大切にし、ワクワクするのは英語力をつけることです。この半年、実現、実行したいことは(1)資格試験を受けることで次のステップへの原動力にする(2)英語サークルや国際行事に参加する(3)ボランテイア通訳をするの3つです」(Fさん、28歳、公務員)。
Fさんは回答を書いてみて「本当は英語を使って収入につながる職業につきたいのに、どうしてもそのビジョンが見えてこない」ことに気がついたそうです。「といって公務員という恵まれた現職を手放すことが出来るのか」という問題があり、それが自分をとどめていると感じているようです。
焦って公務員を辞める必要はないと思います。それより実現、実行したいことにもう1つ加えるために質問します。「今の職場に関係する所で、英語を使う機会を作るとしたらどんなことですか?」それともう1つ。「英語を使って将来、どんな働き方をしたいですか?」
ところでFさんのように、「好きなこと、わくわくすることを仕事にしたい」「でも今の仕事は好きなこととは関係なく、どちらかといえば生活のため」というジレンマに悩む方が回答の中でも私の周りでも意外に多いので、今回はこのテーマを見ていきたいと思います。
ここには2つの課題がありますね。1つは好きなんだけど、それでお金を稼ぐには、自分の力不足も含めて自信がないというもの。また好きなことをお金につなげるに抵抗がある人もいます。もう1つは今の仕事に魅力を見出すことが出来ないでいる。また本当は嫌いだけど、生活のためという人もいますね。
こうした状態から抜け出すために、紹介したい理論があります。米国のキャリアカウンセラーのジラット博士の提唱している「不確実性を積極的に取り入れる」という理論で、「知り得ない将来に対して柔軟に考え、今の仕事に対してもオープンマインドで接すれば、あれかこれかではなく、不確実なものを前向きなものとして受けとっていける」という視点です。
今の仕事ですら偶然の産物であり、不確実なものなのだから、好きなこと、わくわくすることを諦めず、学び続ければ、段々自信もついてきます。そして、まだ今の自分では知り得ないチャンスが見えてくるよ、ということです。
前にも紹介させていただいたアロマセラピストを目指すYさん(38歳、外資系勤務)は、コーチングを始めてからずっとアロマセラピーで開業したいというこだわりを持ち続ける一方、今の職場に対しても、当初持っていた拒絶感を少しずつ手放していくうちに、最近、来春から週末2日間、アロマセラピーをやって欲しいという話が偶然、舞い込んできました。
もちろん彼女はやるつもりでいますが、同時に「今の会社で人間関係とか営業のスキルなどまだ学ぶことは多いから、当分楽しみながら続けるわ」と柔軟な対応ぶり。なにか心まで柔軟になってきたようです。
好奇心とかワクワクする気持ちを持ち続けることと、今の仕事も前向きに捉えていくこと、どうもこの二つの姿勢が偶然の出来事をラッキーなこととして引き寄せる要素のような気がしています。
ということで今週のエクササイズです。
●「やりたいことを仕事にするために、今の仕事から学べるチャンスは 何ですか?」
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