第53回 ワクワク感の源泉
こんにちは、楳林です。先週のエクササイズは「好奇心を持って自分のプロジェクトYを見たとき、どんなところがワクワクしますか」でしたね。みなさんの回答を読むたびに私まで楽しくなってきました。何通か紹介します。
「中学の時から『もし~であれば』『こうなっていたら』と考えるのが何より大切でした。作品を制作するということは、そんな自由な世界にいられる。そう思うと本当にワクワクしてきます」(Y さん)。Yさんは、ドラマや映画の脚本家を目指し、来年秋のシナリオ公募に向けて、まず脚本を1つ作り上げることが目標だそうです。
「ついいろいろなことに手を出してしまうので、今回は本当に大事なものを最優先にして取り組みたい」というYさん。その課題として1日30分から1時間は脚本を書く時間を決めて実行する、ということですが、同時にその人なりのワクワク感をしっかり取り込むことが大切なように思えます。
またYさんの回答を見ていると、ワクワク感の下に『自由さ』『創造性』『ユーモア』を大切にしたいという価値観があるようですね。そんな風に自分のワクワク感の源泉を探るのも面白いと思います。
今回のプロジェクトYでは、“何かを書く”というテーマを持った人が多いですね(私もそうですが)。歴史小説を書きたいというKさんは、「学生時代に史学科のせいか、古戦場や石垣などの写真を見たり、調べた歴史の流れに、いろんな人の思い、自分の思いを盛り込んでいく作業がドキドキする」そうです。
一方、会社のプロジェクトに追われているNさんは、「とても新しいことをする余裕がない」中、それでもプロジェクトYに参加する方法として、普段から関心が強い食べ物や料理を楽しもうという企画を考えたそうです。
「自分と同じようにハードワークの人のために、食べ物をゆっくり楽しむ生活を推奨運動する『スローフード』のホームページを作り、食べるだけでなく、見たり読んだりすることは文句なしにワクワクします」(Nさん)。自分の食生活の改善にもつながりますので、とても良いアイデアだと思います。
またNさんは当初、「自分の女性性を追及する」ことをプロジェクトYにしていましたが、途中で変更することはもちろん問題ありません。でも、これらは、よく見ると、同じテーマのような気もします。
ところで、私の好きなTV番組に『アクターズ・スタディオ・インタビュー』があります。毎回有名な俳優や監督の本質を引き出す司会のジェームズ・リプトンの質問はコーチングの勉強にもなっています。先週見たスティーブン・スピルバーグ監督から発せられる言葉にはとても感動しました。
「自分の作品の多くが子供の目線で撮っている」と語り、「『未知との遭遇』の一場面の子供がドアを開けて光を直視するシーン」に自分のビジョンを見るといいます。ビジョンの源泉というのは、子供のドキドキ、ワクワクにつながっているんですね。「演技とは何ですか」という質問に「人から笑われるのを恐れない勇気を持つこと」と答えていましたが、なんだかキャリアとかビジョンにつながる感じがしました。
ということで今週のエクササイズです。
● 「子供時代の視点でプロジェクトYを表現してみてください」
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