第54回 決断と手放すこと
こんにちは、楳林です。先週のエクササイズは「自分の子供時代の目を通してプロジェクトY を表現してみませんか」でしたね。なぜこれを取り上げたかというと、子供時代という新たな視点から見ることによって、あなたのプロジェクトYがもっと生き生きとしてくるかもしれないと思ったからです。まず1通紹介します。
コーチングを勉強中のFさんは「子供時代の視点から、コーチングを表現してみると『おじさんたちは何をしているの?どうして、そうしているの?それによってどうなるの、どうしたいの?』といったところでしょうか」 と語っています。
私も本当にそうだと思います。「どうして?何故?」を連発した子供時代の溢れるような好奇心こそ、色んなスキルより大切だと思います。コーチングだけでなく、それぞれのプロジェクトの原点のような気がします。
また、Fさんは今回の課題をきっかけに「そういえば小学生の卒論に、将来の夢として『カメラマンになって、世界中の働く人を撮影したい』と書いたのを思い出しました」そうです。カメラマンとしての真実を見ようとする視点はコーチングをやる上でのFさんの才能かもしれませんよ。子供時代の思い、夢というのは、そういう自分の資質を含んでいると思います。
そしてコーチというのもそれぞれ自分独自の資質、才能を発揮してこそ味や深さが出てくるのですから、ぜひ、大切にしてください。
もう1通。「子供時代って自由に見えて、いろんなことを大人に抑えられているように思えます。そんな中で、誰か1人自分の話をきちんと聞いてくれる人がいたら、その子も自分自身に自信が持てて、映画“ペイフォワード”のように世界が広がっていくのではないかと思います」(Fさん)。
Fさんもコーチングを身につけようとしておられますが、きっと大人になってもきちんと話を聞いてもらえれば、少しづつ子供時代の自由な感覚を思い出すのではないでしょうか。それができるコーチになってください。
キャリアカウンセラーを目指しているCさん(26歳)は「最初に安らぎという言葉が出てきました。次にあこがれとか、活き活きと周りになじんでやりがいもあり楽しく働ける場所のイメージが出てきました」と語っています。Cさんだけでなく、みなさんも時々、自分のプロジェクトYを子供時代の視点から見つめ直してみてはどうでしょうか。
ところで先週のビッグニュースは巨人の松井秀樹選手が大リーグ挑戦を正式に決断したことでしたね。この決断する、決意するということは、何かをやりたいとか選択するという次元を大きく越えることですね。もう2度と引き返すことのできない場所に足を踏み入れることを意味します。
同時に松井選手の決断は、日本での保障されたであろう巨人での経済的安定と地位を手放すことになるわけです。そのリスクを冒してでも、自分の夢にチャレンジするというということに「今までのしがらみを気にせず、思い切りやってほしい」と願わずにおれません。
プロジェクトYに参加している皆さんもそろそろ、「やりたい」という次元から、「やる」という決断の時を迎えていますね。でもそのためには、自分のプロジェクトの目標をより具体的に設計する時ですね。単にコーチングを勉強するとかでなく、1年後、どういう状態になっているのか、出来れば詳細な青写真とか資格とか客観的な指標を持つといいですね。
同時に、松井選手のように、決断するということは何かを手放すことかもしれません。今までの習慣を手放すとか、無駄遣いをやめるとか・・・・。
ということで今週のエクササイズです。
●「より具体的になったあなたのプロジェクトYをやる決断をするとともに、いま手放す必要があるものは何ですか」
![転職、派遣、アルバイトまで!求人メルマガ [en]キャリアニュース](http://columnjob.en-careernews.com/images/en_logo.gif)
