第60回 Yプロジェクトのアクションプランは
こんにち、楳林です。年内の研修もようやく終わり、寒さもこのところ薄らいでいるせいか、多少ゆったりした週末を過ごしています。先週のエクササイズは「あなたはどんなタイプの“戦士”だと思いますか」でしたね。何通か紹介したいと思います。
「どんな戦士?といわれると、一言では難しいです。軍師とは少し違いますが、情報を集めて判断する人、多分、軍師の下の諜報部員みたいな戦士でしょうか。自分をうまく使ってくれる人が結果を出してくれるフィルターになってくれないと、まったく役に立たない。自分を必要としてくれるときだけに戦っている、必要じゃない世の中になったら、パッと去ってしまう、そんな、“気まぐれ戦士”です」(Kさん、37歳)。
KさんはYプロジェクトで歴史小説を書くことを目指しているせいか、「中国の戦国時代のハンショの生涯の概略を知ったときに、興味を持ったので、そういう人にあこがれているのかもしれません」とも語っています。私も興味をもってちょっと調べてみたら、波乱万丈の人生を送り、秦の昭王の下で“遠交近攻の策”を勧めたりした軍師でした。肝心の成果を受け取らないところが似ているようですね。
そういえば私も以前、ワークショップで歴史上の人物で「好きな人」「嫌いな人」を挙げ、次の日、その人物に仮装する、というのをやったことがあります。好きな人はサン・テ・ク・ジュペリで星の王子様になってみたり、嫌いな人はヒットラーで、髭を生やして右手を挙げて演説したりしましたが、特にヒトラーが自分の中に潜んでいるのを感じてゾクゾクしたのを覚えています。
ユング心理学で“元型”というのがあるのですが、歴史上の人物というのは自分の無意識にある気質とか資質を引き出してくれます。キャリアの志向性を考える上でけっこう役に立ちます。
「サポートの戦士です。一見、先頭(大将)で戦いそうだと言われますが、自分では参謀が向いていると思っています。学生時代は生徒会副委員長、学園祭実行副委員長といずれもナンバー2の座で気楽に自由に行動、現在は3名の事務所で営業2人のお世話役です。相談に乗ってあげたり、相手の考えをまとめたり、新しいアイデア、アドバイスを提案することもあります」(Fさん、30歳)。
Fさんはさらに「参謀は、大将によい仕事をしていただくことが目的ですから、あまり鋭くなりすぎないよう、“いい加減(良い加減)”でいることを心がけています」といっていますが、これも自分の資質を受け入れているからこそ出来る余裕ですね。
「何か大事な目的を果たすために旅をしている物語の主人公。昔、『ゲド戦記』『プリデイン物語』などのファンタジー小説を読み漁りました。たいてい世界が何か悪いことになっているので、その悪を倒すためとか、何かを探すとかで主人公が旅をするストーリーです。自分の幸せを探す旅というよりは、世界の幸せのために労して、結局最後は自分の幸せも手に入れる。その主人公に自分を重ね合わせ、使命感や正義感をごく自然に捉えていたようです」(Nさん、28歳)。
Nさんは「今、実際の私は、自分の幸せのために努力する日々ですが・・・」と語っていますが、それも大切なプロセスだと思います。かって夢中で読んだ物語の主人公などの価値観は、時期が来るまで眠っていて、ある日、ライフキャリア上の転機に直面した時、突然、目を覚ますかもしれませんよ。
それに魔法使いゲドだって、魔法の力を失い、自分の弱さを受容したとき、始めて『生きる』ための力を獲得するじゃないですか。私はそれがビジョンに近い感覚だと思っています。
さて今年もあと2週間余りになりましたが、その後みなさんのYプロジェクトは進展していますか。実はお恥ずかしいのですが、キャリアコーチングを1冊の本にまとめるという私のYプロジェクトは、まだ構想段階で、先月末ごろから焦っています(ですのでみなさんにはっぱをかける資格はありません)。
でもそれでは癪なので、この年末年始にかけて、目標に対して、それを達成するために何が出来たらよいか、どうやったらそれが出来るか、具体的なアクションプランまで作って、一歩着手するところまで行きたいと思います。
ということで今週のエクササイズです。
●「あなたのYプロジェクトの目標達成のためのアクションプランを紹介して ください(すでにかなり進んでいる人は途中段階の課題を)」
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