第72回 ズルズル遅れの元にあるもの
こんにちは、楳林です。週末は愛犬のゴールデン(ゴン・パルファン)を連れて10km。のウオーキングを続けています。普段なら、なかなか続かないこのウオ-キングですが、犬の散歩だと長続きするので、彼に感謝している私です(笑)。さて、先週のエクササイズは「キャリアトランジションに直面したら、あなたが支援を求めるのは誰ですか?」でしたね。
「支援を求める相手は、世の中の事象といわば自分自身です。過去の経験から、自分の気づきに素直に従って行動した時、必要な情報がもたらされると信じています。書店、図書館で、そのとき自分に必要な本に出会えたり、メルマガの中にも心に迫るものを頂くことが出来、友人や見知らぬ訪問者の何気ない言葉の中にさえも重要なメッセージを受け取ることがあります」(Kさん、53歳)。
ただTさんは「自分に自信のない今は焦点が定まらず・・・・・その結果消極的な思考(?)になってしまっています。ここから抜け出すために『戦略的な対処法』があるのでしょうか」と質問されています。今回の3つのトランジション理論のうち、ウイリアム・ブリッジズの「トランジション」(創元社、1,800円)を読まれることをお勧めします。
「やはり家族です。今までもそうでしたが、家族の理解、協力がなければ思い切ってトランジションへと飛び込めません。そう考えると、私はとても家族に恵まれているなと思います。今度は家族に恩返ししなくては、と思っています」(Fさん、38歳)。
そうですね。再就職支援のカウンセリングでも、先ず自分のパートナーに状況をきちんと話して理解を求め、一緒に取り組んでいくことを勧めています。
Fさんは「長男が4月から私立の中学校へ入学し、今までの友達と離れ、彼も最初のトランジションに直面している最中なので、『あなたにもコーチングを行って、お手伝いしたい』と言ったら、ちょっとはにかんだうれしそうな顔をした」そうです。通常、コーチングやカウンセリングは家族、身内にはしないものですが(私も見事失敗しました)、コミュニケーションの機会を増やすぐらいの気持ちでやられてはどうでしょうか。
今回は回答がいつもより少なかったですね。多分、独身だったり、回りに適当な人がいなかったり、自分自身で対処している人が多いのかもしれません。こうした問題への対処の基本はなんと言っても自分自身でしっかり直面することです。周りにあまりに依存しすぎるのはよくありません。が、自分のことは、自分でわかっているようでわかっていないことがけっこうあるものです。勇気を持って信頼できる人にアドバイスを求める機会も作ってみてはどうでしょうか。
ところで、今回は最近の私の課題について紹介したいと思います。このところキャリアデザイン研修が相次いでいます。出張が多いこともあって、かなりハードであることは事実なのですが、1番の課題は、いろいろ企画していたことがズルズル遅れていることなんです(コーチがこれでは困ります)。その中でも大きいのが本を書くという私のプロジェクトYと自分たちのホームページを作るということです。
やりたいと思っていることが進まないということは、折に触れ自分を惨めな気持ちにさせたり、ストレスの原因になります。しいては現状でのメインの仕事にも影響が出てきます。10年以上ワークショップや研修のトレーナーやコーチをやっていて、よくわかったことは、「自分の課題が現場で表面化する」ということです。(ですから、トレーナーやコーチは人助けと同じくらい、自分のためにやっているという側面もあります)
先週、毎月1回参加している「アクションラーニング」のワークショップで思い切って自分の抱えている課題を話しました。アクションラーニングは問題提示者がその問題に関して実はエキスパートであり、解決方法を知っているという原理があり、メンバーは、質問によって、問題提示者自身が気づくというプロセスが生じます。
いろいろ状況説明と質問のやり取りがあって、膠着状態になった時、ポツンと1つの質問をしたのです。「あなたの最大のテーマは何ですか?」と。その瞬間に私の中に「3-5年後のキャリアビジョンが見えなくなっていること」という答えがスッと出てきました。
そうなんだな。そこがまた曖昧になっているんだな。それがズルズル遅れの元にあるんだな、とわかった私。不思議なことに週末のコーチングはクライアントがそれぞれ、一歩着実に、前進しました。遅れないように私も前に進む時のようです。
ということで、今週のエクササイズは。。。。わかりますね!
●「(あらためて)今、あなたの最大のテーマ、課題は何ですか?」
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