第76回 マイウエイからハイウエイへ

こんにちは、楳林です。先週のエクササイズは「新しい人生ストーリーという本のタイトルは何ですか」でしたね。前回のタイトルに比べるとかなり前向きに変わっているようです。

「はじめまして。『わが道を創る』というのが私のタイトルです。実際、昨年から本業を続けつつ、個人企業立ち上げの準備をしている真っ最中ですので、タイムリーなエクササイズでした。勉強することが多く、寝不足の日々ですが、ゆっくり一歩一歩道筋を作っていくことで、自分自身のスキルアップにもつながり、結構楽しいものです」(Sさん、34歳)。

4月にふさわしいタイトルですね。個人企業を立ち上げたときのオフィスと自分の姿をちょっとイメージしてみてください。どんな感じですか?

前回のタイトルから大きく変わった方もいますね。「波乱Enjoy」だったFさん(38歳)は「Take it easy かな。波乱のある人生もチャレンジしがいがあってよいけれど、節目節目で『急がずもう少し落ち着こうよ』『周りにも配慮しようよ』というメッセージがあったのではないか」と今は思えるそうです。

「敗北」だったMさん(36歳)はなんと「勝利宣言です。『失敗』『負けること』『挫折』という体験を通じてそこに『自分を含めそれぞれが尊いのだ』というメッセージがあることに気づきました。ピアノを子供たちに教えていますが、その時忘れないようにしたい」そうです。

こうしてみると、これまで後生大事に抱えてきた人生ストーリーの中に実はヒントがあることを私も改めて再認識しました。不思議ですね。

もう1通。これもびっくりしました。前回「先送りの落とし穴」だったSさん(35歳)。今回は「他人のために行動する/他人の喜怒哀楽を自分のものと感じよ」だそうです。

「私は、自分中心に考えることが特に強く、他人のために行動するときも見返りの利益をつい考えて行動しています。でも、『お客様が何を望んでいるかを考えろ』といわれて、それは『他人の喜び・怒り・悲しみ・楽しみを自分のものとして感じる』ことにつながることに気づきました。とても難しいと思いますが、これを自分のなりたい人間像にしたいと思っています」。

Sさんは勇気を持って自分の現実を自己開示することによって、今まで気づかなかった自分の中の深い世界に一歩足を踏み入れたようですね。

みなさんの新しいストーリーには回りへの配慮、つながりとかサポートの感じがしませんか。それがビジョンとかミッションの入り口のように私には思えます。ということは、過去のネガティブな出来事をベースにしたネガティブな人生ストーリーすらも新しいストーリーを見出す大切なプロセスなんですね。

そして新しいストーリーはSさんの回答で浮かんだのですが、どこか“マイウエイ”から“ハイウエイ”への転換を示唆しているように思えます。“ハイウエイ”って、わかります?(笑い)

もちろん掛け言葉ですね。これまでの県道、国道から高速道に入るのと、もう1つはビジョン、ミッションというのは何か“内なる意識”に繋がっているからです。キャリアの成長スピードが楽にずっと早くなるわけです。但し、事故の場合は大変ですけどね。

ということで今週のエクササイズは人生ストーリーの最後の質問です。

●「あなたが描いた人生ストーリーを実現するために、あなたがやるべきことを3つ挙げてください(例:時間の使い方を変える、新しいスキルを学ぶなど)。