第94回 自分自身の人生を取り戻す

こんにちは、楳林です。お盆休み中は結局、雨続きでしたが、ようやく晴れてきそうですね。先週のエクササイズは「“真実の絆”という言葉からどんなことが浮かんできますか」でしたね。先ず1通紹介します。

「2つの意味が浮かんできました。1つは自分自身を信じること。自分自身を信頼していれば、どんなことが起きても冷静に対処出来ると思います」(Fさん、30歳)。

Fさんは「最近、生活が変わって失敗の連続。生活費10万円を紛失したり(涙)、洗濯物が風で飛ばされて紛失したり…。その時はショックですが、原因を探り、対処して行った」体験から、「あまりくよくよせず、必要以上に自分を責めない」ためにも、自分自身を信じることの大切さを感じたようですね。先ず自分自身との絆、ということでしょうか。

「もう1つは、自分を認め、他人も認め、そして“自然体”でつながる、ということ。学校、会社、組織とか人は色々な外部要因でつながることが多いと思いますが、それらを超えて、本当の意味で純粋な人と人とのつながりを意味するのではないでしょうか」(Fさん)。

Fさんは今、「アナウンス学校の有志が集まり、朗読会を開催する計画しており、朗読の本を探したり、会の構成を考える中で、地域社会や子供たちの将来、また逆に古典文学に感心を持ったり、歴史を伝える重要性を感じたり、さまざまなインスピレーションを得ている」そうです。

そして「これらの経験が、きっと将来の自分に役立つのだろうな~という漠然とした思いではなく、これを機会に、何か、自分の人生における使命が見つかるような予感がします。でもまだ何かわからないですけどね(苦笑)」。2つの意味とも現在、進行中の出来事を通じて感じておられる点、本当に伝わってきます。

「“自分が自分であること”かな。自分自身にも、他者に対しても、偽らない自分で接すること。実はけっこう難しいことですが、祖母の死後、正直な自分でいることが、自分にとっても、もしかしたら相手にとってもよいのではないか、ということが少しずつわかってきています」(Mさん、36歳)。何かの出来事をきっかけに感じることなのでしょうね。

私自身もこのお盆休み、9日間という長いビジョン心理学のワークショップに参加して、お二人の回答に重なる体験をさせてもらいました。少し紹介してみたいと思います。

ワークに入って最初に感じたのは、ここ数年、ハードワークが続く中で、とても疲れている状態が慢性化していたのと、いつの間にかハートが閉じてしまったな、という思い。まさしくこれがデッドゾーンの感覚。そんな中で自分とのつながりや周りの人とのつながりが、段々感じれなくなって、役割や犠牲に嵌っていきます。

真実の絆というのは、まさにこの自分自身や周りの人たちとのつながりを本当の意味でもう一度取り戻すことから始まるといえましょう。つながりが薄れるにつれ、「自分が本当にやりたいこと」や「心から求めていること、渇望していること」すら感じなくなってしまい、個人のビジョンもミッションも見失っていくわけです。

ですから9日間は「自分自身の人生を取り戻す旅」であったわけです。人間関係や仕事上の課題や問題というのは、そこに“真実の絆”が失われている事に気づかせてくれると共に、もう一度絆やつながりを取り戻すチャンスにしていくこと。そのプロセスを通じて、やがて自分自身の価値とか使命、存在意義(Destiny)にも気づいていくわけです。

もちろん、9日間の旅で気づいたことを日常の生活、仕事の中で活かさなければ、何の意味もないわけです。1つ1つ現実化していこうと思っています。そんなわけで、私にとっては、何年振りかの命の洗濯をした盆休みでした。

さて今週のエクササイズです。こんな問いもありました。

●「いま現在、あなたの人生の意義は何ですか?」