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    <title>キャリアコーチング</title>
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    <updated>2006-08-22T14:10:30Z</updated>
    <subtitle>理想のキャリアを実現するためのエクササイズ</subtitle>
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    <title>第1回 はじめに。そして、エクササイズ開始</title>
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    <published>2006-08-22T14:08:28Z</published>
    <updated>2006-08-22T14:10:30Z</updated>
    
    <summary>コーチングという言葉をお聞きになったことがあると思います。 コーチングは「聴く」...</summary>
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        <![CDATA[コーチングという言葉をお聞きになったことがあると思います。

コーチングは「聴く」ことを中心とした対話を通じ、クライアント自身が隠れた課題と答え（気づき）を引き出し行動を向上させることをサポートしていく手法です。このコーナーではこのコーチングの手法を活用し、あなたのキャリア開発をお手伝いしていきたいと考えています。また、これを読むことで、あなたが部下の方のキャリア開発を行う際にも役立つ内容にもしていきたいと思っています。

私は、日経新聞社での記者を経て、現在は、外資系の研修やコンサルテイングをする会社でキャリアデザインの研修やキャリアカウンセリングを担当している者です。今週から始まるこの「キャリアコーチング」のコーナーでは、私が企業研修やキャリアカウンセリング、コーチングをする中で出会ったケースを紹介するとともに、毎週１つの質問をしていきます。

今日は、こんなケースを紹介しましょう。私がコーチンングをしたＹさん
（35歳）の話です。彼女は数ヶ月前、「会社の仕事に生きがいを感じていない事、自分の能力に自信がないが、もっと自分に合う仕事を見つけたい」ということでコーチングを行いました。

「本当に好きなこと，興味のある事は何ですか・・・」私が、そんな問いかけを何度もしているうちに、彼女は、色（カラー）、つまり服や花の色の話しになると生き生きとした声になることがわかりました。「じゃあ色を使った仕事で何が浮かびますか？」「花屋さんとか染め物教室、服や小物、室内のデザインとか・・・」そんな風に、いろんな職種が彼女の口から出てきました。私はさらに質問をします。「では、どうしたらなれると思いますか？」

そんなやり取りをしているうちに彼女の中で浮上したのは、「まずカラーコーデイネータ－の資格を取る」ということでした。そのことが解ってからは、試験準備のための学校を選択するという決定まであっという間でした。

「５～１０年後には未来の夫の仕事のデザインを引き受けながら、自宅をベースにデザインやカラーヒーリングを楽しんでいます」―これがその後明らかになった彼女のキャリアビジョンです。そして、今は、このビジョンに向け、カラーコーデイネーターになることと将来の結婚相手を見つけることの２つの行動が同時進行しています。

今回こんなケースを紹介したのは、「人は誰でも自分のビジョンと才能を持ち、それを現実化していく答えを知っている。ただ忘れているだけだ」ということをお伝えしたいからです。たとえ今ビジョンが見えなくても，それが、確かに自分にはあるという方向性を信じ、今直面している日々の課題に向き合った時、逆にその課題が自分のビジョンのヒントを与えてくれるものです。

このコーナーでは、皆さんに毎週エクササイズとして1つの質問を提示いたします。エクササイズは是非、ご自身で書き出して見てください。もしこのエクササイズに関してご意見や回答を見て欲しいという方がいましたら、cn@en-japan.com までメールを下さい。読者の方からいただいたメールを反映させていきたいと思います

※送付いただく際には簡単な自己紹介（職種や年齢等を書いてください）

では、今週のエクスサイズです。

● この人生で，あなたがこれだけは実現したいと思うことは何ですか。 自由に記述してみてください。

次週はこのエクササイズを受けて、どんなことが考えられるのかをみていきたいと思います。


<a href="http://careercoach.en-careernews.com/2006/06/2.html">第2回 実現したいことと今の仕事に橋を架ける&raquo;</a>



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    <title>第127回  サンテグチュペリと私</title>
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    <published>2006-06-29T11:18:54Z</published>
    <updated>2006-06-29T11:19:09Z</updated>
    
    <summary>こんにちは、楳林です。庭のタンポポや雑草が一気に成長してきました。でもイラクでの...</summary>
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        こんにちは、楳林です。庭のタンポポや雑草が一気に成長してきました。でもイラクでの3人の人質事件が重くのしかかっています。

先週、1つの記事が目に留まりました。「星の王子さま」を書いたフランスの作家で、第2次大戦中の1944年7月31日、コルシカ島の連合軍基地から偵察飛行に出たまま消息を絶ったアントワーヌ・ド・サンテグチュペリの墜落地点が特定された。仏マルセイユ沖で見つかった航空機の残骸が、製造番号からサンテグチュペリ搭乗機と断定されたためだーという記事です。

私にとっては思い出深く、また自分のキャリア観の原点にある作家なのです。そこで今回は彼について触れてみたいと思います。私が彼の本に出会ったのは28歳の時。当時私は、新聞記者として福島県内を車で飛び回っていましたが、同時に自分探しの真っ最中でもあったのです。

そんな時期、偶然、本屋さんでサンテグチュペリの「星の王子さま」を手にしていました。いつの間にか童話に縁のなくなっていたのに、気がつくと、買っていたのです。それはとても不思議な感覚として今でも覚えています。

で、驚いたのです。何だか自分の体験に似ていたからです。そこで「人間の土地」「夜間飛行」「南方郵便機」「戦う操縦士」「城砦」など彼の著作を片っ端から買ってきて読み耽りました。「書いてあることの多くを自分は内的体験している」「一体これは何なんだ！」。

彼は郵便飛行の最中、サハラ砂漠で墜落事故を起こし、喉の渇きと戦いながら救いを待つ中で何かをつかんだのでしょう。彼の本を読んでいた頃、私は取材で駆け回りながら、一方では恋愛に悩んで“愛の砂漠”にいたり、山形県内の山中で車の30メートルの転落事故（奇跡的に無傷でしたが）を起こしたり、ともがいていた自分にとって、次の一文はぴったりの感じでした。

「砂漠が美しいのは、どこかに井戸を隠しているからだ」「家でも星でも砂漠でも、その美しいところは、目に見えないのさ」（星の王子さま）

また、下北半島の恐山を1人旅していて自殺願望の女性に出会ったのもその頃でした。

「しかし今宵、わが愛の砂漠のうちを歩みながら、私は涙に濡れた一人の少女に出逢いました。・・・そのとき、彼女の苦悩が私の目を奪ったのです。主なる神よ、もし彼女の苦悩を拒むなら、私は世界の一部を拒むことになり、私の仕事を完成したことにはなりますまい。もちろん私の目的から逸脱してよいというのではありません。しかし、あの少女もまた、世界のしるしなのです」（城砦）。

彼の著書から私が1冊の本を選ぶとすれば「人間の土地」という小冊子です。そこには不時着した砂漠での体験を通して獲得した彼の人間観や自然と人間の関係、そして友愛や職業の意味などが伝わってきます。私にとってのキャリアやコーチングの源にある考えとほとんどつながっています。

「僕を悩ますのは、その凸でも、凹でも、醜さでもない。言おうなら、それは、これらの人々の各自の中にある虐殺されたモーツアルトだ。薔薇を育てる園丁はいても、少年モーツアルトを育てる園丁がいない」「精神の風が、粘土の上を吹いてこそ、初めて人間が作られる」（人間の土地）。

これは半分冗談ですが、ある時彼の年賦を見ていて気がついたのです。彼は1944年7月31日に亡くなり、私は2年後の7月31日に生まれている。当時は彼の魂の一部を自分が引き継いでいるような感じさえしたものです。もっとも後に7月31日生まれで同じことを言う人がけっこういて恥ずかしくなりましたが・・・（笑い）。

いずれにしても彼は作家である前に、最後まで飛行機家として生きたんだなと思います。先週の記事をそんな意味で私にとっては感慨深いものでした。

さて、約2年半続いた、キャリアコーチングも、いよいよ次回が最終回となりました。そこで次週のエクササイズです。

●「あなたにとって、このキャリアコーチングは、何だったでしょうか？」
        
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    <title>第126回  3ヶ月間の実行計画</title>
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    <published>2006-06-29T11:18:31Z</published>
    <updated>2006-06-29T11:18:46Z</updated>
    
    <summary>こんにちは、楳林です。ようやく春らしい天気になりました。しかも新年度が始まりまし...</summary>
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        こんにちは、楳林です。ようやく春らしい天気になりました。しかも新年度が始まりましたね。新しく社会人になった方、先ずはおめでとうございます。また当たらし部署に異動になった方、転職・独立起業に踏み切った方、あるいは新たな目標やテーマに取り組み始めた方もおられると思います。４月になるといつも気分的にも何か新たなことに挑戦したくなる感じです。みなさんはどうでしょうか？

私自身も4月から夜間の社会人大学院生になり、先週末はオリエンテーションがありました。30数年ぶりに学生になり、事務局から学生生活の手引き的な説明を受けた後、先生の紹介があり、どのゼミに入るかも決まってしまいました。

同期の方は17名。専攻が「老年学」という特殊な分野で夜間ということもあり、大学を出て社会人になったばかりの方から、福祉・看護関係の第一線で活躍されている方、フリーのアナウンサー、私と同じ中高年のサラリーマン、さらになんと76歳の方までおられ、実に多様な同期生です。生涯学習というイメージが目の前に現実化している感じです。しかも皆、学生というより普通の社会人の方ばかりです。

もしかしたらこれからはますます、働くという行為と学ぶという行為とが重複する社会になりつつあるような感じがします。それが定年とかに関係なく、体が動く限り、意欲があり限り、人は社会に参加し、成長し続ける、そんな時代に入ってきたようです。

ところで、新たなスタートを切るとき、長期的なビジョンをしっかり持つことが必要ですが、同時に、当面3ヶ月間くらいの期間に絞った行動計画を立てることをお勧めします。それがあると、「明日から何を始めるか」と直ちに動き始めることが出来るからです。

私のコーチングのクライアントの一人、Ｍさん（40歳）は、大きな課題がほぼクリアになったのを機に、4月から自分の本当にやりたいことにチャレンジすることにしていますが、その前に、3ヶ月間で６キロ減量することにしました。６キロ減った自分を想像すると、「自分のやりたいことをもっと効率的にテキパキと出来るし、自信も取り戻せる」からだそうです。

しかもこの減量作戦を進めるに当たって、何か特別なダイエット法に取り組むのではなく、例えば家事の時間をもっと合理化し、その余った時間でウオーキングや好きなことに取り組む時間にあて、間食しないようにするといった工夫をいくつか実行することによって減量しようというものなのです。さっそく明日からグラフを書いて実行しようと張り切っておられます。

また銀行に勤めるＮさん（５３歳）は６０歳の定年を待たず、５５歳の役職離任を機に独立し、教育研修の講師やコーチになることを決め、すでにその準備を着々進めておられますが、先ず自分の感情をもっとイキイキしたものにするのが先決とばかり、子供時代の出来事を丹念にノートに書き出し、「その時何を感じたか」を徹底的に思い出すことを始められました。「昔のように感情がワクワク感や幸せ感を感じれなくなった自分」を変えようと思ったからだそうです。

Ｎさんはコーチングを始めた時に「本当にワクワクした感情が戻ってくるのかしら？戻ってきたら、こんな嬉しいことはないわ！」と発言してから、ずっとそのことを考えておられ、その結果としての決意だそうです。

お正月に決意したものの、このままでは計画倒れになりそうな方にとって、４月は再挑戦のプレゼントをもらえる時かもしれませんね。

ということで今週のエクササイズです。

●「この３ヶ月、あなたはどんなことにチャレンジしますか？」
        
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    <title>第125回  素晴らしき普通の人たち</title>
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    <published>2006-06-29T11:18:08Z</published>
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        こんにちは、楳林です。やっと暖かくなってきました。つぼみでじっと待機していた家のそばの３本の桜の花も一斉に開き始めました。久しぶりにウオーキングで汗をかきました。３月も最後の週になり、新しい年度に向けてちょっと意欲的になっています。

ところでコーチングをしていて一番ワクワクするのは、クライアントの方をコーチングしているうちに、ある時、突然、その人の本質というか、何か中核に触れる時です。

先日も主婦のＭさん（４０歳）とその週の小さな出来事をきっかけにプロセスを進めていくうち、深い洞穴のイメージの中で、１つの小石を見つけた途端、「アーあった！」。それはまるでずっと探していたものを見つけたような感じ、もっと言うと自分という存在が「あったんだー！」という感じに近いものでした。

例えば青い鳥を探して世界を旅してまわり、くたびれ果てて我が家に戻ったら、なんと自分の家にいたじゃない！「いたんだー！」。もっと言うと生まれた時に戻ったような。「ただいま!」「お帰り！」そんな感じなのです。

そういう体験に立ち会うこともワクワクすることですが、その後の変化、成長の早さにはいつも驚かされてしまいます。気づきがとても早くなり、自分の資質、発揮したい能力、さらに人生の目的やミッションがより明確になっていくのです。

コーチングだけでなく、これまで体験したビジョン心理学などでもそういう場面に出会うことが少なくありません。その度に思うことは「普通の誰もが自分の本質を持っているんだ。それに気づくとどんな人も輝き始めるんだ」ということです。

こんな言い方もあるかもしれません。何か捜し求める「Ｄｏｉｎｇとしての自分」から、ただ「存在（Ｂｅｉｎｇ）としての自分」に変わっていく。その時、コーチングでよく言う「答えも解決法もその人の中にある」ということが真実なんだなと思えるのです。

今回、こんなテーマを取り上げたのは、先週、ある報告書を読んでいて、改めて「そうなんだ！」という思いがしたからなんです。以前紹介したことのあるシステムシンキング（全体像を捉え、その中から根本的な課題を把握し、効果的な解決法を見つけ出す）に関係する米国の会議報告の中にあった、「素晴らしき普通の人々」（Ｂｒｉｌｌｉａｎｔｌｙ　Ｏｒｄｉｎａｒｙ）という言葉が、私のこれまでの体験ととても重なることが多かったのです。

「素晴らしき普通の人々」についてこんな説明がなされていました。近年のリーダーシップでは、その人が行う行動（Ｄｏｉｎｎｇ）でなく、その人自身の存在（Ｂｅｉｎｇ）で捉える傾向にある、と。それはどういう事かというと、「変革を起こしたり、あるいは何かの偉業を成し遂げることができる」のは、「特別な人」だと思われがちだが、実際はそうでないという事です。

逆にこの時代は、「特別素晴らしい何かを持っているわけではない、普通の人々が、素晴らしいことを成し遂げる」時代であると語っていることにとても共感を感じたのです。

「その素晴らしいこと」というのは、自分の本質というか存在に触れることから始まるような気がします。

今、２０代、３０代で「やりたいことが見つからない」「好きなことがわからない」というのは、ある意味でまともだと思います。今まで、自分自身の存在なんていう捉え方が社会では一般的ではなかったからです。

それが証拠に４０代、５０代の方の研修で「本当にやりたいことは何か」に答えられる人は非常に少ないし、そういう問いかけを自分にすることすら忘れている人が多いのです。それよりも「本当にやりたいこと」を探しているうちに自分の存在に触れたり感じた、普通の人から自分を変革していくような気がします。

ということで今週のエクササイズはちょっと自分に聞いてみてください。

●「あなた自身を象徴するもの、それは何ですか？」
        
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    <title>第124回  あなたは英智型、知能型、創造型？</title>
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    <published>2006-06-29T11:17:40Z</published>
    <updated>2006-06-29T11:17:56Z</updated>
    
    <summary>こんにちは、楳林です。週末からまた寒くなりました寝。公園に行くと桜がちょうど10...</summary>
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        こんにちは、楳林です。週末からまた寒くなりました寝。公園に行くと桜がちょうど100メートル競走のスタート台で、花開くのをじっと待っている感じです。私もそうですが、みなさんもスタート台で新しいチャレンジが始まるのをじっと待っていませんか。

ところで仕事をしていて、以前から私は３つのタイプの人にとても興味を持っていました。１番目のタイプは、とにかく理解力が早く、仕事を的確にテキパキとこなし、リーダーシップもある優秀な人です。今まで何人もそういうタイプの人と一緒にしてきて、劣等感さえ感じました。

２番目のタイプは、とにかく発想力がユニークというか、常に今までにない捉え方ややり方を見つける人です。効率的とかスピード感といった点には欠ける場合も多いのですが、「なるほど」と思わず感歎するようなことをする人です。学校時代からこういう人に対しては何か羨ましさを感じるときがありました。

そして３番目のタイプは特に切れ味とかユニークさとかが目立つわけではありませんが、その人が言うと何か回りも納得してしまうような存在感を持った人です。何か物事の本質が見えているといった感じがするような人です。それがどこから来るのか不思議で仕様がありませんでした。

この３つのタイプはそれぞれ魅力的なところを持っています。ある意味ではそれぞれがそのひとの最大の長所といっても過言はないでしょう。が、一体その資質はどこから来るんだろう、というのが私の関心ごとだったのです。

ところが最近、この私の以前からの疑問に答えてくれているような本に出会いました。その本は中西信男さんの「英智の心理」という本で、その中でアメリカの発達心理学者、ロバート・スターンバーグさんが「英智と知能、創造性の関係」について明らかにしている箇所でした。

というわけで今回はこのことについて紹介してみたいと思います。この３つは決して特別な人にのみあるのではなく、誰でもそのどれかを資質として持っているように思えるからです。だとしたら、それを最大の強みとして自分のキャリアに生かしたほうがよいと思えたのです。

スターンバーグ氏によると、私の言う１番目は「知能」の高い人になります。「記憶した知識を再生し、分析し、活用する人」で効率的な実行力を持っているのが特徴です。曖昧さや障害はできるだけ除去しながら問題を解決しようとする傾向があります。

これに対し２番目は「創造的」な人で、「存在する知識を超えていく人」と表現しています。例えば学校時代、ある試験問題を出されると、テスト作成者が正解としている回答以外の、それ以上の答えを出しては一人悦に入っている同級生はいませんでしたか？

他人が理解していることをただわかるというだけでは不満で、他人が理解しないことを理解しようとし、他人が理解しているやり方とは違う方式で理解しようとします。

３番目は「英智」の人で、「知識の意味と限界を理解しようとする人」だそうです。ある問題に対しても曖昧さや障害すらも事物の性質に基本的なものとして受け入れ,理解していこうとする。とにかく事件や現象の底にある構造、仮説、意味を理解しようとすることに関心があるわけです。

この３つのタイプを性格と見るか資質と見るか、あるいは単に違いと見るか、難しいところですが、これを強みとしてみると、たいていの人にこのどれかがあるのを感じませんか。でも自分がこのどれかを持っていると気づいていないと、他人を見て嫉妬したり、うらやましく思ったり、時には批判、攻撃してしまうのではないだろうかと思うのです。

自分のキャリアの棚卸をして、ヒューマンスキルやコンセプチュアルスキルの強みを見つける作業をすることがありますが、この３つはもしかしたらその人のベースにある強みと見ることも出来るのではないでしょうか。

また、この３つの違うどれかを持つ３人が協力したら、さぞかし強力なチームができるかもしれませんね。

ということで今週のエクササイズです。

●「あなたは、英智、知能、創造のどれが自分にあるのを感じますか？」
        
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    <title>第123回  セカンド・アクト</title>
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    <published>2006-06-29T11:17:20Z</published>
    <updated>2006-06-29T11:17:33Z</updated>
    
    <summary>こんにちは、楳林です。3月もはや中旬。私自身、何かと整理することの多い週末でした...</summary>
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        こんにちは、楳林です。3月もはや中旬。私自身、何かと整理することの多い週末でした。先週のエクササイズは「あなたには今どんな冒険のチャンスが待ち構えていますか」でしたね。1通紹介したいと思います。

「幾つかあります。1つは4月から保育士になるための講座に通うこと。2つ目は、4月1ヶ月間ですが、夕方の3時間、市の臨時職員として先行して保育園で働くこと。3つ目は高校時代の友人の紹介で1人の男性に会うこと。それ以外に休学中の英会話学校に復学するのと、引越しすることも決めました。4月が一体どんな月になるのかちょっと恐ろしい気もしますが、冒険するつもりでやってみようと思います」（Mさん、37歳）。

Mさんはこの１年近く、かなりもがいていたようでしたが、何だか急に霧が晴れて、新たな挑戦に踏み出そうとしていますね。Mさんはそのきっかけを「ゲシュタルトのワークショップに参加して、生き返ったよう感じです」と語っています。それもそれまでの辛い体験から逃げないで取り組んできたからこそ、受け取れるようになったのかもしれませんね。

ところで先週、「セカンド・アクト」という１冊の興味深い本を読むことができました。Mさんのように新しいライフキャリアに挑戦することに、まだ多少の不安を感じている人や、これからやりたいことを見つけ、実現したいと思っている人にぴったりの本なので、今回はこれを紹介したいと思います。

「セカンド・アクト」とは「今までずっとやりたかったけれど、何らかの理由で出来なかった人生を改革するためのもの」と書かれています。要するに人生やり直しのための方法が書かれている本です。

私がまず興味を持ったのは、とにかくいろんな人のケースが紹介されていることです。何をしていいかわからない若い人が夢を見つける方法から、年金生活を手放して70過ぎから夫婦で事業を始めたり、セカンド・アクトは年齢に関係ないということなんです。

でも新たな仕事を見つけるということは単なる結果に過ぎないんです。何らかの不満があるというのは1つの動機かもしれません。それ以上に「どうしてもやりたいことがある」と気づいていくことが大切なポイントのような気がします。「本当にやりたいこと」を見つけるということは、実は「その人の魂と心の中に進んでいく独特な旅」をすることなんです。

またこの本ではセカンド・アクトを成功させるための手法がいくつか紹介されています。1つは「自分の夢を具体化する5つのエクササイズ」です。情熱を感じていることをノートに書き出す。何が得意で何が苦手か、興味のあることのリスト作り、さらにその3つの根底にあるものを見つける。最後に「夢を蒸留」させてみる。「蒸留させる」というのは内容を本質まで濃縮させていくことだそうです。何だか酒造りにも似ていますね。

もう1つはセカンド・アクトを成功するために必要な精神、感情の基礎として身につけて欲しい手法。例えば、「助けは求めよ・・・そして恩は返せ」「妥協はするな」「開けられたドアを通って行き、目の前のチャンスは活用せよ」など9つの手法が紹介されています。私は9つ目の「未来に希望を持つこと」というのが一番気に入りました。

さらにセカンド・アクトを始める人にとって妨げとなる１２の壁を紹介し、それぞれの壁に対する対処法、克服策をまとめてくれています。じゃあ、壁って何か？年齢、お金、時間、周囲の同意、場所、肉体的条件、知識と経験、タイミング、自己尊重、失敗への恐れ、成功への強迫観念、運命論者だそうです。何だかどれもが思い当たる感じがしてきます。

本の後半部分では、この12の壁に対しての克服策が紹介されています。セカンド・アクトを始めるのに「今がベストという時は永遠にやってこない」「変化はよいことで、悪いことではない」そして「何かを学ぶ最高の方法は、試して失敗してみることだ。私たちは成功から学ぶものはほとんどない」といった視点が、私のあらたな挑戦への恐れを軽くしてくれた感じがしました。

ということで今週のエクササイズです。

●「あなたにとってのセカンド・アクト－やってみたいのにずっと実行できずにいること－は何ですか？」 
        
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    <title>第122回  冒険心を取り戻す</title>
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    <published>2006-06-29T11:16:57Z</published>
    <updated>2006-06-29T11:17:12Z</updated>
    
    <summary>こんにちは、楳林です。研修が終わって気が緩んだせいか、早速風邪を引いてしまいまし...</summary>
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        こんにちは、楳林です。研修が終わって気が緩んだせいか、早速風邪を引いてしまいました。気がつくとまわりも風邪だらけです。でも今週は少しずつ春の暖かさが近づいてきそうですね。某大手企業の30代の方に行ったキャリア研修も成功し、私はちっとほっこりしています。

ところで先週末は、私にとって2つのビッグな出来事がありました。1つは大学院の冬季公開講座『老年学』に2日間参加したことです。4月から夜間の社会人大学院生になって「老年学」を勉強することはすでに書きましたが、そのオリエンテーションのような感じでした。

テーマは「生涯現役の現状と課題」。高齢者における就労と健康の問題やエイジズム、さらに社会貢献などがメインのテーマでした。誰もがいつかは迎えることになる「老化と死」。そこまで含めてキャリアっていったい何なんだ？今の私にとっては一番ワクワクするテーマなのです。こんなテーマは20代や30代の方からすると興味がない事かもしれません。でも、これからの時代にキャリアや仕事を考えようとしたら、自分の年齢もテーマにいれて考えなくてはなりません。

というのも、今や、60代は“第2現役世代”と位置づけられようとしています。高齢者の8割は亡くなる数ヶ月前までは元気なのです。だとすれば、近い将来、70代半ばまで、この人生で本当にやりたいことや使命に取り組めるチャンスが与えられる時代になるのです。

今、私が、最も関心があるのは「高齢者と創造性」です。1人の人間が生まれ、成長し、やがては年老い、死んでいくことの意味って何だろう？とりわけ80代になっても創造的な活動を続けている人たちは少なくありませんが、なぜそれが可能なんだろうか？そう考えると、私にとっては未知の探検が始まるような感じがしているのです。

もう1つのビッグな出来事は、もう2度と会えないだろうな、と思っていた小学校の同級生の初恋の女性（といっても片思いですが）になんと再会できたことです。小学校5年の終わり、彼女のお父さんの転勤で広島から東京に去って以来、40数年ぶりでした。

彼女がやっている居酒屋さんに入って、目が合った瞬間、「あっ、彼女だ」とわかりました。しばらくして、「わかります?」って尋ねた途端、「ええ、私もそうだと思いました」。1ヶ月ぐらい前に一度、電話で短く話してはいたのですが、一瞬に小学校時代に戻ったような感覚でした。

それから思い出しては一緒に通った塾のこと、先生のこと、同級生のこと、あの時の共通の空間が蘇ってきた2時間でした。かって、同じ空間を生き、同じ“砂場”で遊んだってことはなんと豊かな世界なんだろう。

小学校時代からピアノを習っていた彼女。居酒屋さんを始めた7年前までは、音楽関係の仕事をしていたそうです。「29歳の息子は映画関係でふらふらしていて困ったものだわ」。昔と同じ名字の彼女もまた新たな変化の時を迎えているのかもしれません。

次の日、自分にとって曖昧に途切れていたあの頃の思いに再び橋が架かったのを感じました。1つ気づいたのです。あの当時の別れをきっかけに読む本が変わっていたことを。それまでは「15少年漂流記」「ファーブル昆虫記」「トムソーヤの冒険」といった本を夢中で読んでいたのに、いつの間にか、小説や人生論が大半を占めるようになっていました。

「もう一度冒険を取り戻そう！」。それが今回の再会が私にくれたメッセージでした。そんなわけで、先週末は自分の未来と過去の両方に同時に光がさした感じでした。

さて。キャリアコーチングの話に戻りましょうか。以前もお話した、私のコーチングのクライアントの方たち。特に1年近く続いた30代の方はそれぞれ自分の足を引っ張っていた「課題」をほぼ完了し、新しい挑戦を始めようとしています。そして、代わって40代、50代の方が新たなテーマを持って私のクライアントになってきました。

40代の方は「大学院での人間関係を克服して修士論文を書き終え、大学の先生になりたい」「一度別れたパートナーと再婚し、仕事を軌道に乗せたい」。人生最大のトランジション（転機）の真っ只中という感じです。一方50代の方は「社労士の資格を取って独立したけれど、キャリア関係の講師の道を見つけたい」「定年を待たず、55歳でコーチとして独立し、今の会社の社員教育をしたい」。キャリアゴールを明確に持っておられる人ばかりです。

人生色々ですね！クライアントの方のテーマは常に自分の中のテーマと重なっているから不思議です。どんなことがあっても自分の夢を大切にしたいと思います。そして、それはこのメールマガジンを読まれてる方に、皆さんにお伝えしたい事です。20代の方も、40代の方にもです。

ということで今週のエクササイズです。

●「あなたには今どんな冒険のチャンスが待ち構えていますか？」
        
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    <title>第121回  人的ネットワーク作り</title>
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    <published>2006-06-29T11:16:34Z</published>
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        こんにちは、楳林です。継続して行っていたある会社のキャリアデザイン研修の前半戦が終わり、ちょっとホッとしています。暖かくなったかなと思うとまた寒さがぶり返したりの2月でしたが、もう3月です。4月からの新しいチャレンジに備え、この1ヶ月は公私共に完了させたり、手放したりすることでけっこう忙しくなりそうです。みなさんはどうですか？

ところで研修の中では最終的にそれぞれキャリア開発のためのアクションプランを作ります。基本的には【1】将来のキャリア目標に向け、現在の仕事をどう変えていくか（新たなジョブデザイン）【2】自己成長やキャリア形成につながる人的ネットワーク作り【3】新たなスキル開発や資格取得などのための行動計画の3つを柱に、「明日から何をやるか」というところまで落とし込んでいくわけです。

この3つの中でも受講生だけでなく私も意外に苦戦しているのが人的ネットワーク作りです。そこで、今回はキャリアと人的ネットワーク作りについて触れてみたいと思います。

私自身を振り返ってみると、例えば30代、新聞記者としてずいぶん社外の異業種の人との交流がありました。でもそのネットワークを自分のキャリアや後の転職活動に結びつけるということは、実はあまりなかったのです。というより、結びつけることにかなり抵抗感があったのです。

学生時代からの交友関係と仕事は別の世界にしていたかったし、会社内での派閥や人脈作りというのにも興味は全く興味はなく、距離を置くほうでした。

その意識が変わったのは、キャリアに関心をもった40代後半からでした。ビジョン心理学やキャリアカウンセリング、最近のコーチングを一緒に勉強した仲間とは、その後も情報交換が続いています。現在の会社でキャリアデザイン研修をやることになったのも、前の会社で親しくしていた営業関係の先輩が転職先から声を掛けてくれたのがきっかけだったのです。

キャリアカウンセリングやキャリアデザイン研修を担当することになってから、転職だけでなく、キャリア開発をしていく上で日ごろから人的ネットワーク作りを地道に行うことの重要性に気づいたといえます。30代からの交流をもっと継続、フォローしておけばよかったと反省することしきりなんです。

そんな自分の反省をこめながら、30代からキャリアに関連する人的ネットワーク作りを積極的に進めることを研修のたびに伝えています。もちろん、営業系、工場関係、研究開発関係と職場のおかれた環境で人と出会う機会は相当違いますが、よく注意してみれば必ず、交流してみたい人はいると思いますよ。

ではどうしたら人的ネットワークを充実、拡大できるでしょうか。まず大切なのは現在の仕事に関連して自分の問題意識や考えを社内外のこれはと思う人に対して表現していき、共感を得るとともに、相手に対してタイミングよく質問して相手の考え方にも共感していくことです。

また情報に関して一方的にもらおうとするのではなく、自ら情報を発信していく。相手から何が得られるのかではなく、相手に何が提供できるのかという姿勢が必要だと思います。

そのためにも日頃から自分の専門性を深めていく努力が欠かせないわけです。

一方、年賀状や暑中見舞いは、これまでの単なる付き合いから一歩も二歩も前に進めるチャンスとして捉えてほしいと思います。ここでも仕事やキャリアに関しての問いかけや質問を盛り込むのも有効です。例えば、「～に関しての情報をお持ちでありませんか？」といった問いかけの一文をさりげなく盛りこんではどうでしょうか?

変化のますます激しいこれから時代にあって、自分の職種、業種の垣根を越えて、多方面の分野で人的ネットワークを持つことが欠かせないと思います。キャリア開発のためだけでなく、人生を豊かにする上でもです。

でもまずは自分の身の回りから。会社関係、地域、学生仲間、趣味仲間の誰からでもいいですから、キャリアの視点で興味をもって接してみてはどうでしょうか！

ということで今週のエクササイズです。

●「あなたの人的ネットワークに参加してもらいたい最初の人は誰ですか?」
        
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    <title>第120回  自分の価値観を大切にする</title>
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    <published>2006-06-29T11:15:56Z</published>
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        こんにちは、楳林です。この2，3日、東京はもう春になったかのような暖かさです。何だか庭の草花が一斉に咲き始めそうです。私の周りでも新しいことにチャレンジしたり、急に活動的になる人、変化に直面する人、何か動き出したなぁ、という感じがしています。

たとえば先日、以前キャリアデザイン研修を担当させてもらったある企業の人事部の担当部長であるＯさん（50歳、女性）から、突然電話で転職のアドバイスを求められました。数日後、私の事務所に来られ、じっくり話をうかがうことが出来ました。

Ｏさんは以前から社員のキャリアカウンセリングやメンタルヘルスに関心があり、資格も取って、社内で講習会などを開いていたそうです。しかし、企業合併などがあり、人事部でのポジションは変わらないものの、会社の新方針に違和感を感じるとともに、自分のやりたい分野から遠ざかっているそうなんです。

そこで思い切ってキャリアカウンセリングの専門職の仕事を見つけようと転職を決意、近く面接を受ける予定とのこと。給料は今の半分以下。その条件でも転職したいと、なにやらすでに決断している様子。

私はＯさんがその業界の実情をあまり知らないのと、その性急さがちょっと心配になってきました。自分自身もかってそんな性急さで転職したのに、自分以外の人になるとけっこう冷静に見えてくるものです。

ところでＯさんのように、何か重大な決断をする時、私はその人にせめて決断をする前に自分の価値観を探ってみるようアドバイスしています。

価値観が明確になると、自分にとって何が大切で、何が大切でないかがよくわかるようになります。すると決断や選択ももっと楽に出来るようになります。もちろん自分は人生の中で何を尊重したいのか、なんていう問いは普段、取り組む暇もありませんね。でも転機の時こそそれがよく見えてくると思います。

そこで今回は自分の価値観を明確にする幾つかの問いかけをしたいと思います。興味のある人は自分のこととして挑戦してみてください。

「これまでの人生で最も生き生きしていた瞬間は何時ですか？」―自分の人生を振り返ってみて、幾つかの出来事の中で最も輝いていた時期を選んで見てください。「そこに誰がいて、どんなことが起きていましたか?」そして「今にして思うと、どんなことが大切にされていたのでしょうか?」あるいは「そのとき、どんな価値観が尊重されていたのでしょうか？」。

次は最近、怒ったり、イライラしたり、不快感を抱いた時のことを思い出してみてください。「その時、どんな状況でしたか?」「何がそういう気持ちにさせたのでしょうか?」そして「そんな嫌な気持ちの裏側にどんな価値観が潜んでいたと思いますか?」。自分でも気付かないで抑圧した価値観に触れるとき、人は怒りや不快感を感じるようですね。

又、あなたが仕事や好きなことで何か達成したり、楽しかったなと思った時、さらにその気持ちをさらに掘り下げてみると、自分の価値観をより明確にするチャンスになります。「何かを成し遂げるということは、あなたにとってどんな意味がありますか?」

価値観を明確にする問いかけは、今回はこれくらいにしましょう。大切なことは自分の持っている価値観をさらに掘り下げてみたり、幾つか出てきた価値観をどのくらい普段から表現しているかに気づくことですね。もしかしたら価値観こそがその人をその人たらしめている本質的な部分かもしれませんからね。

ということで今週のエクササイズです。

●「自分の価値観を尊重するために出来ることは何ですか？」
        
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    <title>第119回  ピンチやチャンスの意味</title>
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    <published>2006-06-29T11:15:30Z</published>
    <updated>2006-06-29T11:15:49Z</updated>
    
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        こんにちは、楳林です。先週末はもう「春一番」が訪れ、冷たい風の中にも、春の気配が感じられるようになりました。私だけでなく、みなさんの中にも新たな芽生えを感じませんか?先週のエクササイズは「職場で一番改善しなければならないことで、将来、あなたのキャリア開発にも役立つことって何ですか？」でしたね。何通か紹介します。

「職場で改善しなければならないことは、『職務分担』です」（Yさん、41歳、営業所責任者）。Yさんは昨年4月から営業所の事務責任者になり、それまでの気楽な2番手から責任ある立場に変わり、四苦八苦の日々だそうです。

そんな中、Yさんは2人の部下を持つ営業事務の責任者として、「育児時短で少し引き気味の社員のAさんには、私が今やっているデータ関連の資料作りを、スキルの高い派遣社員のAさんにはルーチンワークをそれぞれ担当してもらい、私自身は作業的な仕事から離れて、分析・提案など考える仕事に切り替えていくことでチーム全体のパワーアップにつなげていく」真っ最中だそうです。

「私にとっては、考える仕事にシフトするための環境作りであると同時に、将来、管理職としてステップアップしていくための、最初の一歩」として位置づけているそうです。もう１つ。「今の仕事は『本当にやりたいこと』ではないのかもしれませんが、せっかく与えられた仕事・立場なのだから、ここで自分を成長させたいという思いはあります」というYさんの発言はとても貴重に思えます。

「職場で1番改善しなければならないことは、情報の共有化と教育の機会を増やすことだと感じています。それが社員1人1人の将来のキャリアにとって役立つ改善であることを経営陣も意識して欲しいですね。現状は実務に直結しないことであっても職能スキルを上げるためのセミナーなどを申請しても却下されるため、休日や有休を使って自己啓発するしかないという状況です」 （Mさん、41歳、ソフトウエア開発業務関連）。

とはいえ現在の仕事に追われる中で、「自分の時間を如何にして作り出すか」が課題というMさん。「もう少し社内でスキルアップできる機会が得られればいいなと思っている」そうです。

ただ、Yさんは「これまで直接的に会社にアプローチして失敗してきた。いわゆる根回しが下手だった」と反省。「同世代の成功者は、自己努力も当然ですが、チャンスと機会を逃さなかったこと、そして運をも呼び込んでいる。また根回しがうまく、頑張っているマネジャーもいる」例などを参考に勉強中だそうです

「意識を変えることが必要です!」と強調するのはEさん（34歳、女性）。Eさんは10年間の会社員生活（一般事務）後、派遣社員やアルバイトを経験し、現在は契約社員として、あるTV制作会社で一般事務をしているそうです。

「現在の職場は仕事が減っているにもかかわらず積極的な営業をしていません。現場のスタッフも新しい技術の習得や業界の情報収集にも関心が薄いようです。時代は変わっているのに・・・。私は立場上積極的に発言できないのですが」とEさんは歯がゆそうですね。

それでも「現在の職場にいることを利用（？）して、この業界ならではのスキルを身に付けたい。意識改革が進めば仕事の幅が広げられると思います。もちろん、1年の契約期間中に出来るだけのことは提案・実践していきます」というEさんの姿勢もすばらしいですね。1年後、どうなっていたいですか?

3人の方の回答はそれぞれのおかれた環境の課題に前向きに取り組みつつ、自分のキャリア形成もしっかりやっていこうという姿勢が感じられ、すごいなぁと思いました。私自身は40代に入ってから過去の仕事は全て自分のキャリアビジョンの一部を含んでいることに気づいてからは、現在やっている仕事の大切さをやっと受け取れるようになったような気がします。

そう思えるようになった時から、面白いことにある出来事とか出会いなどからたとえ最初はピンチのように思えることさえ、何か次のチャンスとかステップを感じるようになりました。

ということで、今週のエクササイズです。

●「春を迎え、あなたに訪れているピンチやチャンスは、あなたのキャリア形成にどんなメッセージを伝えようとしていますか?」
        
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    <title>第118回  キャリアデザインとジョブデザイン</title>
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    <published>2006-06-29T11:14:57Z</published>
    <updated>2006-06-29T11:15:13Z</updated>
    
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        こんにちは、楳林です。このところ、ある大手企業の３０歳の社員を対象に、

「キャリアデザイン研修」が続き、かなり疲れました。今日は代休を取って暖かい冬の日差しの中、愛犬のゴンと散歩したり、のんびりした１日を過ごしています。

30歳前後といえば、入社7～10年位、実務能力、コミュニケーション能力など職業人生の基礎工事の出来を確認する一方、これからの10年、どんな分野でもリーダーシップ、問題解決能力、そして専門性を積み上げて職業人としての自分を確立していく大切な時期ですね。

でも安定した企業で働いているせいか、キャリアに対する関心は、企業やこちらの思うほど高くはなさそうです。一度、転職でもするとガラッと変わるのでしょうが。ただ、「これが本当にやりたいことか」「今のまま、ずっと同じ仕事をしていっていいのだろうか」といった悩みはかなりの人が抱えていてホッとします。

私の30歳前後の時と変わらないな、と思うからです。私だって「キャリア」という捉えかたを、したのは40代後半からでしたから。

ところで最近の若い世代の「キャリアデザイン研修」に関わっていて、１つの大きな変化はキャリアデザイン以上にジョブデザインを重視する企業が増えてきていることです。今回はこのことについて触れてみたいと思います。

従来のキャリアデザイン研修というと、３０歳，４０歳，５０歳という人生の節目において、これまでの職業人生を振り返って、自分の強み、弱みを確認するとともに、「本当にやりたいこと」つまり自分の価値観やキャリアビジョンを明確にして、将来のキャリア目標と行動計画を立てるというのが基本でした。

これに対し、ジョブデザインを重視する考えは、慶応大学教授の高橋俊介さんが書かれた「キャリア論」の中で主張している主体的ジョブデザイン行動中心の「キャリア自律」の考えがきっかけになっているようです。

変化の激しい時代にあって、従来のキャリアビジョンに方向でのスキル開発行動では、時代に対応しないばかりか、人材流失のリスクを高めるだけだと批判しているのが特徴です。

ジョブデザインという考えは、「誰でもやりがいややる気が出るように仕事を設計する」という意味で、１９５０年代に単調労働に対する批判が始まりです。現在でもやりがいと職場生活の充実という面で重要な視点といえます。

代表的な理論にハーツバークという人の「満足―不満足要因説」というのがあります。これによると、仕事そのものについて「作業が複雑で挑戦的内容を持つこと」がやる気を誘発すると言っています。もう１つ大切なのは仕事そのもの以外に、達成、承認、責任、成長、能力発揮（創意工夫）の５条件がそろった状態を“自律性”といい、人間は本来自律的に仕事をするのが好きな存在であり、そのとき強い満足感を得るといっています。

ちょっと難しい話になりましたが、ジョブデザインは特に経営側で社員の自立性を高めるための環境整備、あるいは組織改革やマネジメント改革がないと５条件がそろう状態はなかなか実現しないなあ、という感じがします。

それを抜きにして社員に主体的ジョブデザイン行動を期待するのは、ちょっと片手落ちでは、という気もします。半面、個人のキャリア形成は普段のジョブデザインを飛び越えてキャリアデザインだけですと、やはり”青い鳥症候群“に陥る恐れがありそうです。

以前紹介した（第８２回）米国のキャリア学者、リッチモンドさんは「あなたが愛する仕事を見つけよう。あなたが今もっている仕事を愛そう」と言っていましたが、後半部分がジョブデザインにあたりますね。でも前半部分の「あなたが愛する仕事を見つけよう」という視点も大切です。要はこの２つにどう橋を架けるか、というのがこれからのキャリアデザインのポイントのような気がして、研修のたびに強調しています。

現在の仕事が嫌だから転職を考えている人たちには、今一度、これまでの仕事を通してのジョブデザイン行動を考えることが必要な気がします。そして社内キャリア形成を目指す人は、ジョブデザインをしながらも、節目ごとには視野を広げて１０年くらい先の出来事に対するキャリアデザインをぜひ描いてもらいたいですね。

要はいずれにしろ「自分の人生観をしっかり持つこと」「どんな生き方をしたいのか？」どんなライフスタイル？」「何を１番、大切にしたいのか」といった問いをしっかり受け止めた上で、自分のジョブデザイン、キャリアデザインをしっかり描くことだと思います。

ということで今週のエクササイズです。

●「職場で１番改善しなければならないことで、将来あなたのキャリア開発にも役立つことって何ですか」
        
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    <title>第117回  人生の輪</title>
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    <published>2006-06-29T11:14:35Z</published>
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        こんにちは、楳林です。あっという間に2月に入りましたね。私は研修が本格化して、1つ終えるごとに満足感や達成感を感じたり、1枚のアンケートでちょっと落ち込んだりしています。でも緊張感と終わった後の緊張の緩み、ドッとくる疲れ。そのいずれをも楽しんでいます。

今回は『人生の輪』についてご紹介したいと思います。これは、コーチングを開始したばかりの頃にクライアントに書いてもらいます。私はキャリアデザインの研修でもよく使います。

どんなものかというと、円を8等分し、それぞれのパイは、人生の代表的な領域を表します。通常は（1）仕事・キャリア（2）お金・経済（3）健康(4)家族・パートナー（5）人間関係（6）学び・自己啓発（7）遊び・余暇(8)物理的環境（通勤、職場環境、住居など）の8領域にわけます。

輪の中心を「0」、外輪を「10」として、それぞれの領域に対する今現在の満足度を10点満点で自己評価し、その点数に合わせて弧を描きます。そしてその弧をつなげて新しい輪を円の内側に描きます。初めての人は是非自分でやってみてください。

この輪が、あなたの『人生の輪』となるわけです。もしこの輪が車の車輪だとしたら、どれだけスムーズに走行できるでしょうか？まあ、たいていの人の輪はデコボコして、とても走れそうにありませんね。

この輪をじっと見るだけで、自分のライフキャリア上の課題がよく見えてくるんです。30代の若い人は仕事とそれ以外の両方を大切にしているとよく言われます。でも実際にはそんな人にはまずお目にかかりません。大体、仕事・キャリア、家族・パートナー、人間関係などの満足度が一様に低い人によくお目にかかります。独身の人では遊び・余暇とか学び・自己啓発だけが突出する人もいます。

中高年になると、仕事に対する満足感が高い人、低い人がハッキリ出てきます。家族・パートナーはほとんどの人が低いですね。

ほんとに「人生の輪」とはよく言ったものです。クライアントや受講生の描いた円の中のデコボコ感からその人の生き様が絵のように見えてくるから不思議です。

もし自分で輪を描いた人は次の質問に答えてきてください。

「この輪に乗った感じはどうですか？日ごろの感じとどう違いますか？」
「あなたの人生の何を変えたいですか？」
「その項目を10点にするためにはどうしたらよいと思いますか？」
「全項目が10点になったら、あなたの人生はどんな風に変わってますか？」
「その領域の10点の姿を想像できたら、その位置から現在の自分にどんなアドバイスをしてあげたいですか？」

ちなみにコーチングを学び始めた4，5年前にトライした時、私の点は仕事・キャリア8点、お金・経済5点、健康4点、家族・パートナー8点、人間関係6点、学び・自己啓発9点、遊び・余暇4点、物理的環境5点でした。その頃の自分が目に浮かびます。現在はだいぶバランスが取れてきたと思っていますが、まだまだ課題多しといえますね。

「人生の輪」を作ってみる利点の一つは、視野が広がることです。私のクライアントの1人は仕事・キャリアの領域で満足感がとても低く、もがいていましたが、人間関係やパートナーとの関係にも視点を広げ、その改善に取り組むうち、同じ仕事に対しても取り組み方が変わってきたのには改めて驚きました。

最近結婚したYさん（30歳）も独身時代は、遅くまで仕事に打ち込む割りに不満もいっぱい抱えていました。が、家庭を持ってからは早く帰宅し、ご主人の協力を得ながら夕食を作り、2人のコミュニケーションを大切にしているうち、仕事に対する不満が「みるみる減った」そうです。

米国では人生の輪のバランスの良い人が、仕事上でも高い成果を出す時代に来ているそうです。日本も年功制や終身雇用制が崩れつつある中で、かつての企業戦士に代わってバランスを大切にする人が企業にも評価される時代に入りつつあるようですね。ということで今週のエクササイズは以下です！

●「あなたが気になる領域を10点にするにはどうしたらいいですか？」
        
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    <title>第116回  内なるエネルギーを取り戻す</title>
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    <published>2006-06-29T11:14:11Z</published>
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        こんにちは、楳林です。1月ももう最後の週に入りましたが、今年こそ実現したいと思った目標や思いは順調に進んでいますか。まだでしたら、この1週間で、最初の一歩を踏み出してみませんか？前回のエクササイズは「今年に入ってあなたにはどんな新しい出来事が起きていますか」でしたね。1通紹介します。

「私の今年に入ってからの新しい出来事、それは久しぶりに自分の視野が広がる意識改革が起こったということです」（Aさん、41歳、法律事務所勤務）

「実は私は事務所にとって資格なしの不肖の2代目なのです。従って、「資格取得こそが事務所＝我が家の運命」と長年受験勉強に専念。しかし成就せず、さすがに気力、体力、“脳力”の低下を痛感。そんな折、昨年暮、気分転換にある“創業塾” に参加、約40人の老若男女の皆さんの起業意識に燃える姿を見て、久しぶりに自分も“内”からのエネルギーが湧いてきているのを覚えたんです」（Aさん）。

創業、起業というのはその人のビジョンや志が大切になる世界ですね。そういう人の集まりに出てAさんもそれまでの「資格を取らなくては」という世界から一歩出る機会を得て、自分自身の内側にある企業家魂みたいなものを思い出し始めたのかもしれません。40代という人生の後半戦にむけて、今年は新たなステップを踏めそうですね。

「ここ数年、『その資格を取るのが私の使命』みたいな気持ちが先行し、少々焦り気味の狭い生き方になっていましたが、でも違うんですね。本当の勝負は資格取得後のもっと先を見ることなんです。それに自分の中でも起業意識を持ち始めた自分がいるのにもびっくり。運よくすでに宅地建物取引主任者とマンション管理士の資格を持っており、これらをうまく活用できたら、と再び前向きな気持ちが沸いてきました」（Aさん）。

皆さんにも聞いてみたくなりました。「“内”の方から何かエネルギーが湧いてくる」って何だと思いますか？それを今も感じることが出来ますか？あるいは以前持っていたなと思われますか?

私自身の体験では、これまで何度もそれを感じたことがありますが、又いつの間にか消えたようになる。灯ったり消えたりの繰り返しであったような気がします。最近は老年学に取り組めることで再び灯っていますが（笑い）。それを思うだけでワクワクする感じがするのです。

内のほうから湧いてくるエネルギーというのは、何か新しいこと、魅力のあることに出会って情熱が湧いてくることもありますが、やはり自分の本質とか夢、志、ビジョンといったものに触れたり、思い出したりした時、あるいは他人と心が通じ合った時などに出てくるような気がします。

で、そういうときこそ、「自分が本当に何をやりたいのか」「何を大切にしたいのか」といった問いに対しても、何かスッと答えられそうな感じがします。「何をやっていいのかがわからない」という人は多分、この「内からの湧き上がるエネルギー」みたいなものが目下、消えているのかもしれませんね。

ではどうしたらこの「内からのエネルギー」を持ち続けることが出来るのでしょうか。たとえ消えたとしてももう一度取り戻すにはどうしたらいいのでしょうか？

Ａさんのようにセミナーや集まりに参加してエネルギーを取り戻すのも手ですね。私も時々参加して刺激を受けます。じっくり取り組むなら、自分の人生小史を作成して、小さい時に興味、関心を持ったことを思い出したり、体験してみるのも結構役に立ちます。

手っ取り早いのは、日ごろから少しでも興味のあること、気になっていたことなどから1つ選択して、とりあえずでも始めてみることです。一歩踏み出してみることです。行動しながら、もっと興味がわいてくることが出てきたら、選択し直していけばいいのです。

ということで、今週のエクササイズです。

●「今あなたが、一歩踏み出して始めたい事は何ですか？」
        
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    <title>第115回  視点を変える</title>
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    <published>2006-06-29T11:13:48Z</published>
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        こんにちは、楳林です。先週末の寒さが少し和らぎ、ホッとしています。前回のエクササイズは「今年あなたが挑戦したいことは何ですか？」でしたね。まず1通紹介します。

「今年挑戦したいことは保育の勉強を始めることです。2年をメドに保育士の資格を取りたいと思います。この資格を持っていると、保育園だけでなく乳児院や養護施設などでも働けるからです。音楽をやっていたいし、子供とも肌で触れ合いたい。最終的に自分がどうなっていくのか、全くわかりませんが、本当にやりたかった方向の入り口になるような気がします」（Mさん、36歳）。

自分が本当にやりたいことを見つけるって実はなかなか難しいですね。だからこそ「これかな」と感じたら、思い切って挑戦するほうがいいと思います。私も40代半ばにキャリアに関心を持ち出してから、キャリアカウンセリングやコーチングのコースに挑戦しながら段々、見えてきたな、という思いがしています。是非がんばってください。

もっともMさんは、新しいことに挑戦する一方、2ヶ月前に引越しをした途端、アパートの隣人との人間関係などでかなりきつい体験をしているそうです。過去の未処理の問題が浮上しているみたいですね。この出来事に対し、八方塞のような苦しさを感じているようですが、そういう時って、自分の固定的な視点に縛られていることが意外と多いものです。

視点というのはある出来事に対して、それをどう見ているかというものの見方で、多くの場合感情がそれにくっついています。十分その感情を味わったのですから、ふっとその視点を手放してみてはどうでしょう。これも自分が大きくステップする上での挑戦テーマとしてみたら、どんな視点が見えてきますか？

前回私が老年学の話しをしたせいか、今回は中高年の方の回答が目立ちました。最高年齢は「今年のやりたいことは俳画です」のHさん（85歳）でした。年齢層の幅広さにはびっくりしました。

さて今週、私がとりわけ関心を持ったのは、知人の女性Iさん（30歳）の話です。Iさんは正月早々、新聞に掲載されたある求人募集欄に視線が釘付けになったそうです。「今の仕事に近いけれど、これが自分のやりたい仕事では」と、心底、魅力的に思え、すぐにも職務経歴書を書こうと思ったものの、「今の仕事を途中で放り出して悔いは無いのだろうか」と思い直し、2，3日、冷静になろう」と様子を見ることにしたそうです。

その求人募集の締め切りの日、午前中休暇をとって職務経歴書を書いたのですが、結局投函しなかったそうです。その代わり、投函するかしないかの緊張状態の中で「今の仕事でまだまだ遣り残していることや挑戦し甲斐のあるテーマがあるんだわ」ということを新たに発見したんだそうです。

「ある仕事がとても魅力的に見えた」「そっちへ行こうか」「でも冷静になる時間を持った」「最終的には現在の仕事にもう一度コミットし直すことにした」。とどうだろう、「ちょっとマンネリに陥っていた今の仕事の中にけっこう挑戦したいテーマがあることを再発見した」。

これって何かに似ていませんか・・・・・。ちょっとマンネリになった異性関係。そういう時、突然、隣の芝生が青く感じる時が・・・・。そのまま進んでいくと三角関係や不倫。でもそこでかろうじて冷静に戻って今までのパートナーにコミットしなおして見ると、あら不思議、魅力に感じたものがパートナーにちゃんとあるじゃないですか！

まあ、転職と三角関係を全て一緒にするつもりはありませんが、夢中になるほど魅力的に感じた時は転職といえど、ちょっと冷静になってこれまでの職場、仕事を振り返ってみる余裕が欲しいものです。

それ以上に、こういう視点で見てはどうでしょう。何か魅力、誘惑を感じた時は、これにはまるのでもなく、かといって否定的に見るのではなく、仕事や異性関係が新しいステップに来た合図なのだと肯定的に捉える視点です。

Ｈさんのような突然降って沸いたような最悪と思える出来事ですら、視点を変えてみたとき、何か自分を変えるというか成長するチャンスとして捉えることだって出来るのではないでしょうか。

ということで今週のエクササイズです。

●「今年に入ってあなたにはどんな新しい出来事が起きていますか？」
        
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    <title>第114回  私の夢</title>
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    <published>2006-06-29T11:13:25Z</published>
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        こんにちは、楳林です。3連休の間、じわじわと寒くなってきています。先週のエクササイズは「2004年、あなたはどんな夢を実現し、年末にはどんな結果を手にしていたいですか？」でしたね。まだ正月明けでエンジンがかかっていないせいもあるでしょうが、ちょっと難しい質問だったかもしれませんね。執筆に入るまでに回答ありませんでした。

そこで今回は、鈴木編集長からの業務命令（？）もあり、喜んで私自身の夢を書くことにしました。喜んで、というのは私にとって1つ大きな夢が実現することになったからなのです。

それは4月から桜美林大学の夜間大学院で「老年学」「（ジェロントロジー）を学ぶことになったことです。老年学って耳慣れない学問かもしれませんが、「加齢に伴う心身の変化を研究し、高齢社会で起こるさまざまな問題を解決する学問」、もっと簡単に言えば、8割以上の自立した高齢者にも注目して、元気な長寿社会の実現を目指す学際的な学問といっていいでしょう。

何故、老年学を学ぼうと思ったかというと、数年前から定年前後の方7，8名と高齢者問題の勉強会を続けているうちに老年学に出会ったことがきっかけでした。それに自分自身が“老い”を痛感するようになって、自分自身の生き方としても老年学に関心を持ち、ずっと暖めてきたテーマなのです。

加えて、普段、世代別のキャリアデザイン研修の講師をやっていますが、50歳代、特に私と同じ団塊の世代の多くは、定年を待たず社外に転出せざるを得ない状況がいつ来るか、といった厳しい状況に直面しています。その割りに社外に出てからのキャリアデザインを描ける人が少ないように思います。

そういう状況にあっても「定年後は悠々自適」とか「65歳で仕事は辞めたい」という人がいまでも意外に多いのが実情です。でもいずれ平均寿命が85歳位になれば、定年後も人生はまだ20～25年もあるわけです。毎日が日曜日なら、すぐに退屈してきますし、何より健康に悪いですね。

今こそ、老年学の視点を持った生涯現役のためのライフキャリア戦略が必要なのでは、という思いも老年学を自ら学ぶ動機になっていると思います。

日本はまだまだ「高齢者は弱く醜い」とか「60歳を過ぎたら能力も人格も劣化する」といった孤立した老人観が根強く残っている気がします。社会が、というより、私達自身がそういう観念の呪縛から自由になっていないのかもしれませんね。

私にとってはもう1つの思いがあります。実は私の亡くなった父は長く医学部で教えていたのですが、父に反発した私は社会学や経済学、心理学といった人文・社会科学系を学びました。ところが老年学はその両方を統合する学問なのです。

勝手な思い込みかもしれませんが、この年になってようやく自分の中の父親の部分を受け入れる時が来たような感じもしています。キャリアというのは仕事や職種の選択の底に、家族や自分の人生ストーリーが脈々と流れているような気もします。

正月に見た映画「ラストサムライ」の最後のシーンは、武士の勝元にとっては無駄死にのように見えようと運命を完璧に生きることだったのだと思います。大げさですが、自分もそんな思いがあるせいか、妙に反応してしました。

「加齢とは全ての人が経験していく人生の過程であり、同時に人間としての成長、発達も努力し続ける限り、人生の途上でとどまるものではない。高齢期といえ、人生のどの時期からの経験からも孤立するものではない」というのが老年学の基本視点ですが、なんだかようやく自分の主戦場に来たな、というか、この分野で完全燃焼したいと思っています。

現在のライフキャリア研修という仕事にもつながりますが、将来的には教育、企業、個人をつなぐ「老年学センター」作りに参加したいなあ、というのが老年学を学んだ後の夢です。

そして、毎回、みなさんの回答を読むことが、私の若さを保つ原動力になっていることを改めて感謝したいと思います。今年は今までのような形にとらわれず、もっと自由に書いていこうと思っています。でも毎回、エクササイズは続けます。回答を載せない場合は、時間の許す範囲で感想やコメントをしますので、今まで以上に積極的に回答していただければ幸いです。

ということで今週のエクササイズです。

●「今年あなたが挑戦したいことは何ですか？」
        
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